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わたしとわたし

2017年の最後の更新です。
今月は、忙しいだけでなく、途中から全体的にばてたので更新が3回!(泣)
でも、めげずに続けていきたいと思います。

今日ご紹介する絵本は、五味太郎『わたしとわたし』福音館書店、2017年。
月刊絵本です。
この絵本が販売されている時期にご紹介する予定が申し訳ありません。

この絵本、「かがくのとも」シリーズから出されているんです。
ちなみに今月は冬を越す蝶々のお話。
科目でいくと理科のような絵本が多いです。
そんななかの五味太郎さん!
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絵本では、わたしのなかにあるいろんな気持ちが対比されながら描かれます。
どんな場面でも、いろんな気持ちが混在して、でも、どっちも「わたし」なんだと伝えます。
たとえば、こんなふうに。

「おおきくなったね」といわれて、「はい・・・」とこたえるわたし
おおきくなるのあたりまえ ちいさくなったらこまるよね
などと おもう もうひとりのわたし

大人でも、例えば、何か挑戦する場面が出てきた時に、「わあ、たのしみ。頑張りたい。」という気持ちと「ああ、不安だ」という気持ちが混在します。
そのどっちの気持ちがあってもいいこと、どっちがあっても「わたし」であるわけです。

そして、心のなかにいろいろな気持ちがあるからこそ、
表面的に見えている姿とは異なるそのひとの姿があるのかも?とも伝えていきます。

五味さんの絵とイラストが相変わらず味わい深いすてきな絵本です。
気持ちについて話し合うきっかけになるかもしれません。

付録が最高に素敵です。
今まで見た、いろんな感情と絵を表現する「どんなきもち」ポスターのなかでも
かなりの素敵さです。
この付録ほしさにもう1冊買おうと思っていて、忘れました・・・。
わたしとわたし_a0374325_07283095.jpeg
今年一年ありがとうございました。
長年思い続けてきた「ちいさなとびら」。
やっと今年は小さな扉をあけることができました。
小さくて、遅い歩みですけれども、
来年も少しずつ続けていきたいと思います。

みなさま、どうかよいお年をお迎えくださいませ。

by chisanatobira | 2017-12-21 07:26 | 感情表現を助ける

子どもと家族の小さな図書館「ちいさなとびら」をしています。絵本『子どもの権利と新型コロナ』の最新情報は、ツイッター @kodomonokenri_c、Facebookページ「子どもの権利と新型コロナ」をご参照ください。


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