こんにちは。桜が咲き始めましたね。気ぜわしい毎日で、すっかり更新が途絶えてしまいました。
今日ご紹介する絵本は、『あすは きっと』(ドリス・シュワーリン(ぶん)カレン・がんだシーマー(え)木島始(やく)童話館出版、1997年、1,200円)です。
絵本では、子どもたちに向けて、明日がいったいどんな日であるか、いろんなふうに語られます。
その伝えられ方が、ただ単に「前向きになること」や「できるようになること」のみではなく、
回復や希望を描いていること、日々の美しさ、ユーモアが良い感じにちりばめられているところがすてきです。
子どもって、朝起きた時に不機嫌じゃないんですよね。
現在6才の子どもが赤ちゃんだったとき、起きた瞬間はいつも笑顔でにこっとして目覚めていました。
そうか、朝起きるってよろこびなんだなあって、気づかされたことを憶えています。
「はぁ、朝だぁ」(ぐったり)なんて思ってしまうとき、自分が大人であることを感じさせられます。
どんなときもあすは来ること、そのことのきらきらした感じを伝えてくれる作品です。
子どもの前向きなエネルギーを教えられると同時に、ちょっとした元気をもらえるかもしれません。
表紙裏は、太陽と月のコントラスト。
鮮やかです。