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きょうのわたしはソワソワワクワク

おはようございます。
地震から1週間経ちました。当事者になるのと、ならないのは大違いだなあと改めて感じた1週間でした。
平常な日々が早く戻ることを祈ります。

さて、いろんな気もちになったこの1週間。
この絵本にぴったりの1週間でもありました。

今日ご紹介する絵本は、『きょうのわたしはソワソワワクワク』(ジェイミー・リー・カーティス(作)・ローラ・コーネル(絵)・坂上香(訳)、偕成社、2000年、1512円)です。一ヵ月前にアップしたこの本(https://chisanatobira.exblog.jp/238547917/)と同じチームによる作品です。
この作品、絶版なんですよね。感情表現を助ける絵本のなかでは、なかなか良い作品だと思うだけに残念です。

偕成社さん、復刊してください!

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本の紹介、絶版だからか、偕成社のウェブサイトでは探せず、Amazonさんのデーターベースから貼ります。

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ソワソワワクワクムカムカしたり、メソメソシクシクガーックリしたり…コロコロ変化する自分の気持に、素直になってごらん。いつも「いい子」を演じる必要なんてないんだから。あなたはあなたのまんまでOKよ。そんな作者からの心あたたまるメッセージが聞こえてきませんか?主人公といっしょに、笑ったり、泣いたり、怒ったり、いろいろな気持ちをあじわってくださいね。
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絵本では、主人公の「わたし」の日々が表現されます。
毎日、ソワソワ ワクワク したり、ムカムカしたり、イヤーなきぶんだったり。
プンプンプンのときの彼女はなかなか迫力があります。
ニッコニコ、サイコーのきぶん の時も。
そんないろいろな気持ちになる彼女のありようが、彩り豊かに表現されます。
日常の具体的なエピソードと感情がわかりやすく表現されていて、
感情(気持ち)はくるくる変わること、それが毎日を生きるということ、
だから、いろいろ変化して大丈夫なんだと伝えてくれます。

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気もちプレートが付録でついています。
上にくるくる回す仕掛けがついています。
これは、ルンルン。
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これは、ムッツリ。
ちょっと笑えて、楽しいです。
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そうそう、訳者の坂上香さんは、やはりあの坂上香さんでした。
坂上さんは、厳しい状況を生きる人の状況を描き出した優れたドキュメンタリーを輩出されています。

私は、暴力の問題と感情表現のありかたは、深くかかわっていると考えています。
暴力として表出される前に、異なる方法で気持ちを外にだすことができたら…。
そのためには、自分の気持ちに気づいて表現していくことがファーストステップとしてあるような気がします。でも、それが結構難しい。
なぜなら、子どもでも、大人でも、気持ちの表現を出した時に、安心できる状況であること、応答され・手当された経験がないとできないことだからです。
そして、暴力防止にも気持ちの表現は欠かせません。
暴力を拒否するときにも、自分の気持ちを感じる前提が必要で、それなしには、NOって言えないんですよね。
そんなことをつらつら考えながら、感情表現の絵本を収集しているんですが、坂上さんがこのような絵本を訳されていることに、なんだかエールをもらいました。

作品は、ポップでユーモアがあって、楽しいです。
どうぞその世界を味わってください。

by chisanatobira | 2018-06-25 09:33 | 感情表現

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