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パパはジョニーっていうんだ

久しぶりの更新になります。見に来てくださっている方、申し訳ありません。
西日本豪雨、その後の猛暑、報道される被害状況に辛く悲しい気持ちになっています。
今もまだ続く状況、できることを探しながらいたいと思います。

今日ご紹介する絵本は、『パパはジョニーっていうんだ』(ボー・R・ホルムベルイ(作)・エヴァ・エリクソン(絵)・ ひしき あきらこ(訳) BL出版、1,200円)です。

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出版社の紹介文は、こちら。

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両親が離婚したために、ティムはパパと離ればなれに。
ある日、ティムは、久しぶりにパパと会えることになりました。
映画を見たり、レストランで食事したり、図書館へ行ったり、二人で過ごす楽しい時間。
ティムはパパを自慢したくてたまりません。
でも、パパの帰る時間が近づいて……。親と子の絆について語りかけます。
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離れて暮らす父と子が久しぶりに再会し、その時間を慈しむように過ごす様子が描かれます。
離婚で離れた親子もいろんな状況があると思いますが、この絵本では、父と母の関係はわからないものの
父の息子に会う時間、息子の父と居られる時間を保障しています。
息子は、普段つながりのある人たちに一人ひとり父を紹介していきます。
「パパはジョニーっていうんだ」と。

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上の写真は、いよいよ、それぞれの家に帰らなければならない時間になったとき、
今度はパパが息子のティムを紹介する場面です。パパは言います。
「この子は、ぼくの息子です。最高にいい息子です。ティムっていうんです!」と。

ティムの積み重ねられた思いと発信は、パパの最後のすてきな表明へとつながります。
私たちと子どもの関係は、いつも子どもの面倒をみているようでいて、実際のところは、どこかでいつも助けられていることを感じさせられます。
それは、パパをジョニーと言う、どこか一人の人間として付き合っていくようなあり方そのものも土台としてあるのかもしれません。
離婚をテーマにしながらも、そのテーマを伝えつつ、なんだか心にしみじみとした余韻の残る作品です。

by chisanatobira | 2018-07-20 09:06 | 多様な家族のありかた

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