こんにちは。
一気に涼しく、寒く?なりましたね。
風邪をひいている人も少なくありません。みなさん、お大事になさってください。
さて、性教育絵本の紹介にまいります。
で購入してきたこちらの本から。
"What makes a baby" (何が赤ちゃんをつくりだすのか?)
Cory Silverbergさんが著者で
カナダのアーティスト Fiona Smyth さんが絵を描いています。
Parent booksに行った際に、お店の方が「おすすめなの!」と教えてくれて知りました。
表紙を見ればわかるように、何より絵がカラフル。
このカラフルさにひかれて購入しましたが、
中身は事実をたんたんと伝えるストライクゾーンの広い絵本です。
精子の話、卵子の話、精子と卵子はそれぞれ情報がいっぱいつまっていて、
持っている人と持っていない人がいること、
赤ちゃんのもとは子宮で育つこと、
子宮は持ってる人と持っていない人がいること、
すべてのものは様々なありようで大きくなること、その人のペースとやり方で
育っていくこと、赤ちゃんの成長はそれぞれであること、
生まれ方は自然分娩と帝王切開があること…といった感じ。
この記事を描くにあたって、作者のページに行ってみました。
(Coryさんは性教育をしている方と自己紹介されていました)
そうしたら、「いわゆる性教育では、男女が出会って、ベッドで♡などがあって
子どもが誕生するってあるけれど、実際は生殖補助医療で誕生したり、
養子縁組だって、LGBTQの家族だってある。どんな家族でも話せるような
性教育の絵本がつくりたかったんだ」とCoryさんが語っていました。
私は、この絵本の中立的な感じ、多様性がある感じがすごく好きだったんですが、
作者の意図が伝わっていたわけですね。
確かに、表紙に
A book for every kind of FAMILY and every kind of KID
(すべての形態の家族と子どもに) とあります。
例えばこのページ。
自然分娩と帝王切開が描かれています。等しく。
私は娘を帝王切開で生んでいるので、なんだか説明しやすくて嬉しかったです。
排除されていないということって素敵だなあと思います。
そして、上記の絵からもわかるように
性教育の絵本って、非常に生々しい(大事なことですが)ことが多いですが、
これはそもそも配色のすべてが通常の人間の色ではなかったりするので、
逆に事実がすんなりと頭に入ってきます。
この絵本のページに行きましたら、スペイン語やら中国語やら
いろんな国で翻訳されています。
日本語もぜひ!!
のように気長に待ちたいと思います。
梟文庫の性教育ブックフェアの期間には、
この絵本は置かせていただくますので、
ぜひお手に取ってご覧ください。
こちら↓
が絵本の紹介ページ。
読者のためのガイド本もダウンロードできます。(全61ページ!)
違いや発達、ジェンダーや人種について語り合うことについて
述べています。
↓超早い英語ですけど、Coryさんが思いを語っておられます。絵本の雰囲気もわかりますし、ぜひご覧ください。