
今日は、子どもの日です。
こちらのイラストは、友人の百ちゃんの作品。
ZOOMでおしゃべりしている時に、
娘とお絵かき対決?になり、
その時に描いてくれたものです。
ほっとする絵です。
1951年のことです。
当時の子どもが置かれた状況を思うと、画期的な憲章だと思います。
『駅の子』の物語を読むとなお。
下記の本は、おすすめです。
さて、緊急事態宣言がさらに延長されました。
なかなか先が見えない様相になってきました。
軸をもちつつ、それぞれが柔軟性をもちつつ、
想像力をはりめぐらせながら
過ごしていきたいな、と思います。
私にとっての軸のひとつは、
子どもの権利条約。
実は、国連子どもの権利委員会は、4月8日に子どもの権利に関する声明を出しているのです。
原文は英語ですが、いつもこうした情報を惜しみなく
共有してくださる平野裕二さんの訳文はこちら。
こちらを読むだけでも、十分いろんなことはわかるのですが、
子ども自身がこれを読んで、理解することも大切かなと思って
中高生くらいの子どもたちが読んでもわかるやさしい日本語を考えました。
やさしい日本語にする際には、バックグラウンドをお友達のゆかこさんが教えてくれ、この項目はこういう背景があるのかと知りました。英語チェックには、えいどめさんも一緒に考えてくれました。
みなさん、ありがとうございます!
それが、こちら。
みなさん、ご覧になって、いろいろ共有してくださったらうれしいです。
内容は、だいたい11個あります。
1.新型コロナウィルス感染症の世界的流行の影響
2.子どもたちの文化的・芸術的活動を大切に
3.子どもの学びを保障すること
4.栄養のある食事を確保すること
5.子どもに対する基本的なサービスをとめないこと
6.子どもをまもる仕組みを保ちつづけること
7.より弱い状況の子どもに視点をおく
8.自由を奪われている子どもたち
9.コロナウィルスにかかわる子どもの逮捕
10.コロナウィルスに関する正しい情報の伝達
11.子どもの意見を聴くこと
このサイトで、それぞれの項目について(すべてではないけれども)
リンク集をつくろうかなと考えていたりします。
どれも大切なのですが、
個人的には、この最後のふたつに思い入れがあります。
本文をはります。
10.コロナウィルスに関する正しい情報の伝達
コロナウィルスについて、そして、
コロナウィルスの感染を予防していくための正しい情報を、
子どもにやさしくかつすべての子どもに伝えられるようにしましょう。
そのときには、障害のある子どもや、日本語を理解するのが難しい子どもや、
インターネットにアクセスしにくい子どものことも想像し、
さまざまな言語や方法で可能な限り届けられるようにすることが大切です。
11.子どもの意見を聴くこと
今起きている世界的な感染の広がりにおける
さまざまなことを決めていくプロセスにおいて、
子どもたちの意見が聴かれ、大切にされる機会をつくりだしていきましょう。
子どもたちは、今何が起きているのかを理解し、そして、
そのことにかかわってなされるさまざまな対応とプロセスにおいて、
自分も参加している、かかわっているという感覚を
もてるようにすることが何よりも大切なことです。
子どもの声を聴いたセーブ・ザ・チルドレンの報告書も
ぜひ多くの人に読んでいただきたいです。