人気ブログランキング | 話題のタグを見る

寄付のご報告【子どもの権利と新型コロナ】

寄付のご報告【子どもの権利と新型コロナ】_a0374325_21312933.jpg
 
写真は、娘が通った保育園で飾られていたポストカード。
保護者の目のとまるところにありました。


静かで寒い、なんだか忘れられない年末年始になりそうです。
みなさま、お元気でお過ごしでしょうか。

振り返れば、今年の1月12日に学校学研究会で
「音楽を通して人権教育の可能性」というテーマでクロストークがありました。
そこで私は、自分が子どもの頃に権利条約を知り、支えられた経験を語っていました。
まさか、こんなに権利条約のことを考えたり、発信したり、
はたまた友人たちとともに絵本をつくったりすることになるとは…思いもよりませんでした。

『子どもの権利と新型コロナ』は、今年9月に発刊した絵本ですが、
自分でもわけのわからないエネルギーに突き動かされて行動してきました。
そのプロセスを言葉にすることができたのは、12月のはじめごろです。

そもそもの発端は、4月2日にあったメリーゴーランド京都とミシマ社が主催の
藤原辰史さんのオンラインレクチャーでした。
「危機の皺寄せがくる人びとがいる」と藤原さんはおっしゃっていました。
私は、社会的養護という保護者と子どもが暮らせない状況にある人たち(子ども)のこと
を考え続けています。
藤原さんのレクチャーを聴いて、これは相当厳しいことになる、
できることをしないといけないと強く思ったことを憶えています。
そしてこの覚悟は、絵本『子どもの権利と新型コロナ』のプロジェクトへとつながっていきました。

藤原辰史さんのパンデミックを生きる指針はこちら。

その後、休校の延長が繰り返され、見通しの持てない春を過ごしました。
各国の首脳たちがさまざまな方法を駆使して、
子どもたちに感謝と協力を求める会見をニュースを知り、
この国では誰も子どもに説明しないことに悲しみと怒りをもちました。

4月8日に国連の声明が出され、4月10日に平野裕二さんが日本語訳を公開してくださいました。
国連声明でも、「危機の皺寄せがくる」子どもへの着目と対応は、明確に示されていました。
“権利”という言葉に馴染みがなくても、コロナ禍で、
子どもの日常から多くのものが奪われているのを実感している人は少なくないでしょう。
声明は、このような事態において、
大人が子どもとともに何ができるかを考えるコンパスのような存在になると思いました。
ここからの物語は、出版にあたってのブログ記事をご参照ください。


現在、絵本は、SNSや知人・友人を通じて、1,000部ほどを販売することができました。
自費出版にしようと考えた理由の一つに、もしも利益を出すことができたなら、
コロナ禍においても子どもの声に耳を傾け、活動をやめないでいる方たち、
特に「夕刻を支える場」の活動をなさっている方たちを応援したいという思いがありました。
「夕刻を支える場」とは、学校や放課後児童クラブが 終わってから
夜にかけての時間や学校が休みの期間に、
子どもたちが安心・安全に過ごせるような取組をおこなっている場所の総称です。
ある程度まとまった額が集まりましたので、
私たちがまず応援したいと考えた4つの団体に各3万円、
合計で12万円を寄付させていただくことができました。


おかげさまで絵本は、第2刷を発行することができ、多くの応答いただいてきました。
2021年1月下旬には第3刷が発刊となります。
なかには、売り上げの一部がカンパになることをお伝えすると、
寄付をいただくこともありました。
応答の一つひとつに、それぞれの方の子どもたちへの思いを感じられ、
私たち自身が励まされています。本当にありがとうございます。

個人的にも、心が震える嬉しい出来事がありました。
ある子どもが書き込んでくれている絵本を見せてくれ、
そこにその子どもの大切な気持ちが記されていたこと。
娘と一緒に子どもの本の書店へ絵本の説明にうかがった際に
(それを知らない娘が)「お母さん、絵本をもってきた?」と率先して話をしてくれ、
絵本の趣旨をとてもよく理解していたこと。
世の中には、大切なことをたんたんとしている方が
複数おられることに気づかされたこと。
世の中は、捨てたものではないなあと感じます。

しばらくコロナとの共存は続きそうです。
まだまだこの絵本を必要とする方たちがいると思います。
今後さらに全国の子どもたち、子どもの育ちを支える現場や大人たちに
この絵本を活用してもらうことが、私たち作者の願いです。

そして、声明は各国の為政者に向けて出されたものです。
政治家にこそこの内容を深く学んでもらい、
必要な政策を積極的に打ち出していって欲しいと思っています。

今後もまとまった利益が生じた段階で、新たな寄付につなげたいと考えております。
Facebookページ、ツイッターを作成しました。
『子どもの権利と新型コロナ』の一連の活動にご関心を寄せてくださる場合は、
下記にアクセスください。
また、この絵本を必要とする人がいましたら、ぜひご紹介ください。

ツイッター:kodomonokenri_c
 
一人ではできなかったことばかりです。
コロナ禍で、直接会うことが出来なかったけれど、
ともに考え、行動した仲間たちに心からの感謝と御礼を伝えたいです。
来年も、社会がより子どもたちの声に耳を傾け、
少しでも明るい方に向かうことを心より願っています。
そのためにできることを、この絵本を通じて広げていきたいと考えています。


by chisanatobira | 2020-12-30 21:45 | 子どもの権利と新型コロナ

子どもと家族の小さな図書館「ちいさなとびら」をしています。絵本『子どもの権利と新型コロナ』の最新情報は、ツイッター @kodomonokenri_c、Facebookページ「子どもの権利と新型コロナ」をご参照ください。


by chisanatobira