『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる？』刊行のお知らせ

少しずつ過ごしやすい季節となってきました。

みなさま、お元気でいらっしゃいますか？

クラウドファンディングでは、たくさんのご支援をいただき

まことにありがとうございました。

おかげさまで、少なくとも76冊の絵本を子ども支援の現場に届けることができます。

そして、絵本の制作を同時並行していたからこそ、応援メッセージが胸に沁みました。

心より感謝申し上げます。

ようやく新しい絵本　『きかせて　あなたのきもち　子どもの権利ってしってる？』

が刊行となります。

むかしむかし、こんなやり取りが…（momoさんのFBより引用）

こちらは数年前

まさこ:「いつか、ももちゃんの絵で絵本作ったら、絶対いいと思うんやけど。私、絶対買うし、宣伝するー。」

momo:「絵本ねー、よく言われる。何度か挑戦したけど、なかなかハードな世界でね。わたしには力がないなーとつくづく思ったのよ〜。」

『子どもの権利と新型コロナ』が発刊され、読者の方から

「権利が難しい」と応答をもらった時には…

momo:「いつか、『権利って何？』っていう本をまさこちゃんが書いてよ。日本発の子どもがひとりで読める本がまだ少ないもの。そしたら、わたし絵を描くよ。」

まさこ:「えー、そんなん、よーやらんわ。むちゃくちゃ大変やん。権利とか人権とか、日本語でやさしく書くって、わたしには無理やわ。」

『きかせてあなたのきもち　子どもの権利ってしってる？』の制作が始まったのは、今年の4月です。

まさかこんな急ピッチでこのような子どもの権利、そして人権について

言葉を紡ぐという大変な作業をすることになるとは思いませんでした。

今回、作者である私は、これまでの学びをもとに文章を書き、

あらたに文章を推敲し、それをもとにチームで対話を重ね、

子どもたちへのメッセージや権利の学びのページの文章ができました。

そして、巻末の大人に向けた学びのページにも力を注ぎました。

この本が誕生するまでにはいくつもの物語があります。

まずは、いち早く平野裕二さんが国連声明を日本語訳にしてくださったこと。

そして、国連声明をかんたんな日本語訳にしようとしたときに

協力したり賛同したりした人がいたこと。

momoさんが私の呼びかけを受け取り、絵にしてくれたこと。

絵本にすることを思いついて、忙しいのにmaiさんが本にしてくれたこと。

前作を購入し応援してくださった方たちがたくさんたくさんおられて、

その感想を私たちに届けてくださったこと。

新聞社などのメディアの方たちがこの試みを報道してくださったこと。

売り上げの一部を子ども支援をされている4つの現場に寄付できたこと。

商業出版というアイディアをいただいたこと。

そこから、編集者の山縣さんが、どうやったら広げられるかを考え、

ひだまり舎の中村さんとデザイナーの小林さんをつなげてくださったこと。

前作の読者の感想のなかには、前作のチームでは乗り越えられない壁がありました。

それを今のチームで最大限考え、言葉を生み出したこと。

前作よりも、momoさんの描く子どもたちがよりふっくらと

いろどり鮮やかに再現されています。

印刷所・製本所の方々にも感謝しています。

いつも傍らで応援し続けてくれる友人と家族にも心からの感謝を。

お一人お一人お名前はあげられませんが、

なんというか、二人でつくった作品ではないのです。

多くの人の想いと知恵と技術が結集して

この絵本が誕生しました。

人々の権利が制限される現在だからこそ、

一人ひとりが大切にされ「人間らしく生きる」ことのできる社会をつくるために、

子どもと大人が考えるきっかけになればと思います。

そして、絵本を読んで、忌憚のないご意見・ご助言をお届けいただければ

うれしいです。

子どもさんがワークブックにぬり絵や書き込みをしてくださった際には、

共有いただけましたら、作者一同喜びます。

めいっこ（小6）の作品。力作だと届けてくれました。

以下は絵本の情報です。

どうぞよろしくお願いいたします。

◆絵本の購入方法

全国どこの書店でも注文できます。

『きかせてあなたのきもち　子どもの権利ってしってる？』

ISBN978-4-909749-10-9

（ひだまり舎刊）

こちらを書店に伝えて注文してください。

◆付録「ぬりえワークブックについて」

絵本には、付録として、A5版のぬりえワークブックが1冊付いています。ひだまり舎で、付録のみの販売も予定しています。（1冊／150円）例えば、絵本は家庭に1冊だけどきょうだいみんなに付録をあげたいとか、付録を使って授業やワークショップをしたいなどこちらでご購入いただけます。

http://hidamarisha.com/kenri/

◆ワークブックを授業やワークショップでご活用の方へ

近日中にひだまり舎の「きかせてあなたのきもち　子どもの権利って知ってる？」特設ページに、ワークのヒントを掲載予定です。そちらもご参照の上、ご活用ください。

http://hidamarisha.com/kenri/

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